- くも膜下出血の治療
くも膜下出血の治療
くも膜下出血では、最初に出血が起こってからの数時間の対応によって、回復の程度が左右されます。最初の発作から24時間以内(ほとんどの場合は6時間以内)に再出血することが多く、2度3度と出血を繰り返すたびに重症化して死亡率も高くなるため、激しい頭痛や嘔吐などくも膜下出血と思われる症状が現れたら、一刻も早く脳神経外科の診察を受けることが大切です。発作による出血量が少ないと、意識障害を起こしても、しばらくすると回復することがありますが、その場合にも決して放置しないことです。強い頭痛が何日も続いたり、首筋がこわばってくるケースも、くも膜下出血の可能性が高いので、すぐ受診することが必要です。
くも膜下出血が起きた直後から2週間くらいまでを、急性期とよびます。
この時期の治療の基本は、脳神経外科で行われる手術療法です。瞳孔が開いていたり、呼吸が不規則あるいは弱いといった重症ケースや、手術の難しい部位が出血しているケース、手術を行っても重い後遺症が残ると予想される場合には、手術によらない薬物療法と絶対安静の状態にして脳圧降下剤などを使用するといった保存的療法が選択されます。
その後、症状の経過観察中に状態が改善し、手術が行えるようになるケースもあります。
なお、「再出血」「脳血管攣縮」「脳水頭症」といったくも膜下出血の合併症の治療については、【くも膜下出血の合併症】を参照してください。


