- くも膜下出血の予防
くも膜下出血の予防
くも膜下出血を予防する唯一の方法は、原因の大半を占めるといわれる脳動脈瘤を破裂前に診断し、適切に治療することです。
脳動脈瘤の診断には、M脳血管撮影(MRA)が用いられます。破裂前の無症状の脳動脈瘤の予防や治療に、脳ドックは高い効果を上げています。検診により症状が現れる前の病変を発見できれば、そのまま予防的に治療することも可能なので、脳の病気の早期発見・早期治療ができます。
MRAで脳動脈瘤が疑われた場合や、実際にくも膜下出血を発症した場合は、カテーテルを用いた脳血管撮影やCTを用いた三次元血管撮影など、造影剤を使用して動脈瘤の精密検査を行ないます。CTやMRIで脳に異常がないと言われてた場合でも、通常の断層撮影で脳動脈瘤は診断できないため注意が必要です。
くも膜下出血は突然死の危険性が高い病気ですが、脳ドックの普及が進めば、死亡率の減少が期待されます。
さらに一歩進めて、脳動脈瘤ができないような予防法を考えてみましょう。
脳動脈瘤は先天的なものに加え、高血圧や動脈硬化などが加わって発生すると考えられています。そこで予防策として、次の10項目を心がける必要があります。
1.高血圧にならない、あるいは改善する。
2.高脂血症にならない、あるいは改善する。
3.喫煙をしない。
4.血液の粘度をサラサラに保つ。
5.肥満にならない、あるいは改善する。
6.過度の飲酒をしない。
7.適度な運動を心がける。
8.ストレスを溜めない。
9.睡眠を充分とる。
10.少食に努める。
以上は他の生活習慣病の予防にも有効であり、くも膜下出血になる確率もそれなりに下がると思われます。


